2018年11月21日水曜日

アルミ製のエンクロージャーを加工してみる

前回の記事では100円ショップのクリアケースでアンプ用のエンクロージャーを作りましたが、やっぱりオーディオ機器らしくアルミケースに入れたくもなるものです。

クリアケースと比べると高くつきそうですが、AliExpressで「アルミ エンクロージャー」で検索してみると500円くらいからアンプ用に使えそうなものが色々ありそう。

そんなわけで買ってみました。


サイズは100x76x35mm。518円。注文から3週間ほどで到着。
バラすとこんな感じ。


上下を噛み合わせて前後からネジ8本で固定するタイプ。上側の4本のネジだけ外せば上蓋が開けられるのでメンテナンス性もいいですな。

で、材質がアルミになってもやることは同じです。前後パネルの端子などを出す位置を決めたらまずは細いハンドドリル(ピンバイス)で穴空け。


クリアケースに比べるとやはり硬いので時間がかかります。根気よくグリグリ。


空きました。その穴を前回よろしくシャーシリーマーで広げます。


ひたすらグリグリします。流石にクリアケースのときとは手にかかる負荷が違います。持ち手側も結構しんどいので軍手とかした方が良かったかも。いてて。


なんとか目的の大きさまで広がりました。この要領で必要な穴を全部空けます。ひー。


やっと終わった・・・。
リアパネルはこんな感じに。落ちてるのは全部削れたアルミくずです。

あとは下側だけネジ止めして部品を組み込んで配線。
穴空けが大変だったせいもあって作業が楽しく感じられる・・・。


配線が済んだら上蓋を閉じてネジ止めして・・・。


完成です。
このままだとちと寂しい印象ですな。ラベルとか付けるといいかも。


リアパネルはこんな感じになりました。結構ギリギリなレイアウト。

では電源を入れて鳴らしてみます。


一発OKでした。苦労が報われる瞬間。

今回はパネルがアルミなので端子部分の絶縁がしっかりしてないとノイズの原因になりそうだったんですが、絶縁構造になっている端子を選んで使ったので問題無かったようです。よかったよかった。

ここからは余談。
また「余ってるから」でON/OFFスイッチにデカいロッカスイッチを使ってしまい、穴空け途中に何度か挫けそうになりました。次こそは素直にトグルスイッチを使おう・・・。

あと、こんなに穴空けに苦労するくらいなら電動ドリル使った方がいいんだろうなぁとは思うのですが、たまにちょっと苦労して作るくらいならそれはそれで愛着が持てたりしていいんじゃないでしょうか。頻度による?ごもっとも。

まあやる気になれば手動でもいけますぜってことでひとつ。