2018年12月20日木曜日

アンプモジュール用の電源を用意する

さて今回からアンプモジュールの実際の使い方について書いていきたいと思いますが、何はなくとも電源がないと動かないのでその辺から始めていきます。

AmazonやAliExpressやeBayなどで売られているアンプモジュールの説明を見ると、大体以下のようなことが書いてあります。


このアンプは8〜18Vで動くみたいですね。

ブックシェルフサイズのスピーカーを鳴らす程度の出力であれば、殆どのアンプモジュールは12Vか、上記の様な12Vを含む範囲の電圧を求めるので、DC12Vの電源を一つ持っていれば大体使い回すことが出来ます。

一般的な家庭の電気は交流(AC)なので、DC12Vを得るためには12VのACアダプタを使います。


こんなやつですね。
これもAmazonなどで1000円前後くらいから売られています。レビューなどをよく見てトラブル少なそうなのを選びましょう。

さっきのアンプの例だと最大で3A使うようなので、それ以上の出力のものが必要、ということになります。余裕持って5〜6Aのをひとつ持っておくのがオススメです。

プラグ部分の種類も色々ありますが、5.5x2.1mmのプラグが一番使われているのでそれにしておくのが無難。出力とプラグ形状さえ合えばノートPC用だろうがLEDテープ用だろうが問題無いです。

また、ACアダプタには大きく分けてスイッチング式とトランス式があり、何も表記されてない場合は大体スイッチング式です。スイッチング式は環境によって高周波ノイズの原因になる場合があるので、気になる場合はトランス式も検討してみるといいかも知れません。うちは一応両方持ってますが、今のところスイッチング式をメインで使っていて特に問題はありません。

さて、次はこのACアダプタとアンプモジュールを繋がないといけません。アンプモジュール側の入力部分がどうなっているか見てみましょう。色んなタイプがあります。

まずこんなタイプ。


ACアダプタのプラグがそのまま挿さります。接続自体は一番楽なタイプですが、ケースに入れたい場合はレイアウトの自由度が下がるので一長一短です。

次はこんなタイプ。


+と−のケーブルを差し込んでネジで固定するタイプ。これが一番多いかも。ACアダプタのプラグは、


こんなDCジャックと接続して、その足から+と−のケーブルを伸ばします。

大体のACアダプタはセンタープラスと言って中央が+で、DCジャック側は短い足の方が+になっています。稀に逆のもあるので要確認。

使用するケーブルは、


こんな感じの+と−の区別のつきやすいケーブルを使うといいです。

DCジャックの足とケーブルとの接続部分ははんだ付けが好ましいですが苦手ならしっかり接触するようにして絶縁テープで巻いてもいいでしょう。

次はこんなタイプ。


コネクタ形状になっているので、これに合うジャンパワイヤというものを使います。


これと前のタイプでも使った、


DCジャックを繋いで、ACアダプタに接続します。

最後にこんなタイプ。


穴しかない・・・。一つ前のタイプみたいにジャンパワイヤが接続できるコネクタを付けるか、もう直接ケーブルをはんだ付けしちゃうかですな。で、またDCジャックを使ってACアダプタと接続します。

大体上記の様なタイプに分かれます。いかがだったでしょうか。

モジュールを選ぶときは出力や採用チップなどを最初に見ると思いますが、電源供給部分もよく見ておかないと後々問題になったりすることもあるのでしっかりチェックしましょう。