いくつかアンプモジュールを試していると、電源オン時にボンッというノイズが入るものがあります。いわゆるポップノイズっていうやつですね。小さい音ならまあ無視しても良いかも知れませんがスピーカーを痛めるようなレベルの音が出るものもしばしば。
アンプ自体の音が気に入ってもポップノイズがあると玉に瑕。対策をしてポップノイズが鳴らない様にしちゃいましょう。今回使うのはこちら。
「遅延リレーモジュール」というものです。Amazonだと1個200円前後で売られています。どういったことが出来るものかを簡単に説明すると・・・。
「①②に電流が流れると、一定時間後に③と④を繋げている内部スイッチが④と⑤を繋ぐように切り替わる」という動きをします。
これを利用して、「アンプに電源が入ってから一定時間後にアンプとスピーカーを繋げる」という動きをさせます。ポップノイズが鳴るのは電源オン直後なので、鳴り終わってからスピーカーに繋げてやることでポップノイズを回避しよう、というわけです。
具体的には、アンプモジュールに送る電流と並列に①②にも電流が流れるようにし、アンプモジュールとスピーカーの+接続の間に④⑤を経由させればOKです。
そして、「一定時間後」の時間は・・・。
このポテンションメーターを回すことによって0〜10秒の間で設定出来ます。切り替わりの状況もLEDで表示してくれます。良く出来てますねぇ。
なお、このモジュールは1つの接続しか切り替えられないので、ステレオの場合は左右で2個使用します。多チャンネルの接続を同時にリレーしてくれるものもありますが、プアオーディオということで少しでも安いモジュールを使ってみた次第。
以上、仕組みさえ解っていれば安価に実施出来るポップノイズ対策でした。