今回はアンプモジュールへ増幅したい音を入力する部分とスピーカー出力部分の接続を見て行きます。
まずは入力部分。前回の電源の接続と同様にいくつか種類があるので、自分が入力に使いたい端子と合ったものを選ぶ必要があります。
まずはこんなタイプ。
普通のオーディオ機器でもよく見る3.5mmのステレオミニジャックです。オーディオケーブルがそのまま挿さります。稀に左右が逆になってる場合がありますが、スピーカー出力の方で左右逆に接続してやれば結果オーライです。
接続としては楽ですが、ケースに入れて使いたい場合は配置の自由度が無くなるので注意。
次はこんなタイプ。
3ピンのコネクタです。以下のような同じ形状のジャンパワイヤを使うのが楽です。モジュールによってまちまちですが、大体2.54mmピッチのものが多いです。
反対側の線が出ている方を自分が使いたい端子にはんだ付けします。私は大体以下のようなRCA端子を使ってます。これも普通のオーディオ機器で見るやつですね。
これにこんな風にはんだ付けしてます。
3本の線のうち、両端はそれぞれLとR、真ん中はGND(アース)になっています。アースは両方の端子で必要かつ共通で構わないので、この様な形にすると一度にはんだ付けが済んで楽です。
LとRは基板に書いてあれば明確ですが、書いてない(または間違っている)場合もあるのではんだ付け前にスピーカーも接続して確認した方がよいですな。
そして電源のときと同じですがこんなタイプ。
穴しかない・・・。3ピンのコネクタをはんだ付けしてジャンパワイヤを使いましょう。直接はんだ付けでもいいんですが、コネクタにしておくと後から入力の間に何か挟んだりしたくなったときに楽なので。
さてさて、それでは最後にスピーカーへの出力部分です。これはだいたいどのモジュールも一緒です。
せっかくなので同じモジュールで確認してみましょう。
LとRの+と−、計4本のパッシブスピーカーのケーブルを直接接続出来ます。ネジ止め出来るターミナルがついてるのが殆どです。
なお私は抜き差しが楽なバナナプラグが好きなので、ケースのパネルにバナナプラグ対応のターミナルを固定し、それを経由して出力させてます。
こんな感じ。
ちなみこのケーブルをナットで締める部分は、細い銅線一本一本がバラけやすいので事前に予備はんだするみたいに固めてから巻き付けてます。
あと例によって、
穴しかないモジュールもありますが、これも今まで同様、他のモジュールで使われているのと同じようなターミナルをはんだ付けするか、直接ケーブルをはんだ付けする感じになります。
さて、何かしらの再生機とパッシブスピーカーを用意すれば、前回の電源接続と今回の入出力の接続で実際に音を鳴らすことが出来るはずです。
はんだ付けが苦手な人でも接続方法によってはやらずに済んだりするので、そういう観点でモジュールを選んでも良いかも知れませんな。